【初心者向け】コマンドライン入門!黒い画面はもう怖くない!

コマンドラインってどんなもの?

「コマンドライン」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?

映画でハッカーがカタカタと黒い画面に文字を打ち込んでいる、そんな場面を想像する方もいるかもしれません。

実際には、コマンドラインは特別な人だけが使うものではありません。

コマンドラインとは、コンピュータに指示を出すための手段の一つです。

普段マウスを使って操作しているフォルダの作成やファイルのコピーなども、コマンドラインを使えば文字入力だけで実行できます。

コマンドラインを使うメリット

  • キーボードだけで操作できるため、マウス操作よりも効率的に作業を進められる
  • 複雑な処理や自動化を、プログラムのように記述して実行できる
  • マウスでは操作できないコンピュータの細かい設定を変更できる

早速試してみよう!コマンドラインの基本操作

Windows、Mac、Linuxなど、お使いのOSによってコマンドラインを起動する方法や名称が異なります。

ここでは、それぞれのOSでコマンドラインを起動する方法と、基本的なコマンド操作について解説します。

Windowsの場合

  1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」をクリック
  2. 黒い画面が表示されたら、コマンド入力待ちの状態

Macの場合

  1. 「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにある「ターミナル.app」をダブルクリック
  2. 黒い画面が表示されたら、コマンド入力待ちの状態

Linuxの場合

  1. デスクトップ環境のメニューから「端末」など、ターミナルエミュレータを起動
  2. 黒い画面が表示されたら、コマンド入力待ちの状態

基本的なコマンド操作

コマンドラインでは、決められた単語(コマンド)を入力してコンピュータに指示を出します。

コマンド 説明
dir (Windows) / ls (Mac/Linux) ファイルやフォルダの一覧を表示
cd フォルダの移動
mkdir 新しいフォルダの作成
copy (Windows) / cp (Mac/Linux) ファイルのコピー
move (Windows) / mv (Mac/Linux) ファイルの移動
del (Windows) / rm (Mac/Linux) ファイルの削除
help コマンドのヘルプを表示

コマンドラインをもっと便利に使う!

基本的なコマンド操作を覚えたら、次はコマンドラインをもっと便利に活用してみましょう。

パスについて理解を深める

パスは、ファイルやフォルダのある場所を示す住所のようなものです。

相対パスと絶対パスを理解することで、コマンドライン操作の幅が大きく広がります。

コマンドを組み合わせる

複数のコマンドを組み合わせることで、より複雑な処理を実行できます。

例えば、「あるフォルダ内の特定の拡張子のファイルを、別のフォルダにコピーする」といった作業も、コマンドラインを使えば一括で処理できます。

シェルスクリプトを活用する

シェルスクリプトとは、複数のコマンドラインの命令をまとめたファイルのことです。

よく使うコマンド操作をシェルスクリプト化しておくことで、作業の効率化を図れます。

まとめ|コマンドラインはあなたの強力な味方!

コマンドラインは一見難しそうに見えますが、基本操作を覚えれば誰でも簡単に使いこなせます。

本記事で紹介した内容を参考に、コマンドラインの操作に慣れていきましょう。

コマンドラインを使いこなせるようになれば、パソコン操作の幅が大きく広がります。

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