【HTML】blockquoteを使いこなそう!引用を正しく表現するテクニック

Webページに引用元を明示しよう!blockquoteタグとは?

Webサイトを制作する際、文章を引用することはよくありますね。しかし、ただ引用部分をコピー&ペーストするだけでは、引用元が不明瞭になり、盗用と誤解される可能性も。

そこで重要になるのが blockquoteタグ です。blockquoteタグを使用すると、他のWebページや書籍などから引用した文章であることを明示できます。

blockquoteタグを用いることで、以下のメリットがあります。

  • 引用元を明確にすることで、著作権を尊重できる
  • 引用部分を区別することで、文章の構造が分かりやすくなる
  • 読み手にとって信頼性の高いWebページになる

今回は、blockquoteタグの基本的な使い方から、より効果的な活用方法まで、具体的なコード例を交えながら解説してまいります。

blockquoteタグの基本的な使い方:引用部分を分かりやすく表示

早速、blockquoteタグの基本的な使い方を見ていきましょう。blockquoteタグは、開始タグ <blockquote> と 終了タグ </blockquote> で、引用部分を囲む形で使用します。

例えば、「これは引用文です。」という文章を引用したい場合、以下のようになります。

<blockquote>
  <p>これは引用文です。</p>
</blockquote>

上記コードをブラウザで表示すると、「これは引用文です。」という文章が、左右に少しスペースが空いた状態で表示されます。これが、blockquoteタグの効果です。デフォルトでは、ブラウザはblockquoteタグで囲まれた部分を、周囲のテキストと区別して表示するよう設定されています。

cite属性で引用元を明記しよう!

blockquoteタグで引用部分を明確にしたら、次は cite属性 を使って引用元を明記しましょう。cite属性は、blockquoteタグの開始タグ内に記述し、引用元となるWebページのURLを指定します。

例えば、引用元が「https://example.com」というURLの場合、以下のように記述します。

<blockquote cite="https://example.com">
  <p>これは引用文です。</p>
</blockquote>

cite属性で指定したURLは、ブラウザ上では直接表示されません。しかし、Webページのソースコードを確認することで、引用元を確認することが可能です。

さらに見やすく、分かりやすく!blockquoteタグを使いこなすテクニック

blockquoteタグの基本を踏まえた上で、さらに効果的に活用するためのテクニックをご紹介いたします。

1. ネスト構造で引用部分を階層化

文章によっては、引用の中にさらに引用が含まれているケースもあるでしょう。このような場合は、blockquoteタグを ネスト(入れ子)構造 にすることで、引用部分を階層化できます。

例えば、以下のように記述します。

<blockquote>
  <p>これは引用文です。</p>
  <blockquote>
    <p>これは引用文の中の引用文です。</p>
  </blockquote>
</blockquote>

ネスト構造にすることで、どの部分がどの部分を引用しているのかが一目瞭然になります。

2. pタグやbrタグでレイアウトを整える

blockquoteタグで囲まれた部分は、デフォルトでは段落として認識されます。そのため、引用部分に複数の段落が含まれている場合は、 pタグ を使用して段落ごとに分割する必要があります。

また、行間を調整したい場合は、 brタグ を使用します。brタグは、改行を挿入するためのタグです。

<blockquote>
  <p>これは引用文の1つ目の段落です。</p>
  <p>これは引用文の2つ目の段落です。</p>
  <br>
  <p>これは引用文の3つ目の段落です。</p>
</blockquote>

pタグとbrタグを適切に使うことで、引用部分をより読みやすく表示できます。

まとめ|blockquoteタグをマスターして、正確で読みやすいWebページを!

今回は、HTMLのblockquoteタグについて解説しました。blockquoteタグは、引用元を明示することで、著作権を尊重し、読み手にとって信頼性の高いWebページを作成する上で非常に重要な役割を果たします。

基本的な使い方に加え、cite属性やネスト構造、pタグやbrタグを組み合わせることで、より効果的にblockquoteタグを活用できます。これらのテクニックを駆使して、正確で読みやすいWebページ作りを目指しましょう!

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