Python条件分岐を極める!if文、elif文、else文を徹底解説

Python条件分岐を極める!if文、elif文、else文を徹底解説

プログラムを書く上で、状況に応じて処理を変える「条件分岐」は必須のテクニックです。Pythonでは、if文、elif文、else文を使ってこの条件分岐を実現します。本記事では、これらの構文を基礎から丁寧に解説し、論理演算子を用いた応用まで、豊富なコード例を交えてご紹介します。これを読めば、Pythonの条件分岐をマスターし、より柔軟なプログラム開発が可能になります。

1. 条件分岐の基礎: if文で処理を分岐

Pythonの条件分岐は、if文から始まります。指定した条件が真(True)の場合のみ、特定の処理を実行します。 まるで、道の分岐点で「もし〇〇ならば、この道へ進む」と指示を出すようなものです。

age = 20

if age >= 18:
    print("あなたは成人です")

この例では、変数ageが18以上であれば「あなたは成人です」と表示されます。ifの後に続く条件式が真であれば、インデントされたブロック内のコードが実行されます。条件式が偽(False)の場合は、ブロック内のコードは無視されます。

if文の基本構造は下記の通りです。

  • ifキーワードの後に条件式を書きます。
  • 条件式の最後にコロン(:)を付けます。
  • インデント(字下げ)されたブロックに、条件が真の場合に実行したい処理を書きます。

2. 複数の条件に対応: elif文とelse文でより複雑な分岐を実現

if文だけでは、一つの条件しか扱えません。より複雑な分岐には、elif文とelse文を活用します。elifelse ifの略で、最初のif文の条件が偽だった場合に、追加の条件を評価します。elseは、全ての条件が偽だった場合に実行される処理を定義します。

score = 85

if score >= 90:
    print("優秀です!")
elif score >= 70:
    print("合格です")
elif score >= 50:
    print("もう少し頑張りましょう")
else:
    print("不合格です")

この例では、点数に応じて異なるメッセージが表示されます。elif文を複数繋げることで、様々な条件に対応可能です。else文は、全てのifelifの条件が満たされない場合の「最終手段」として機能します。

3. 論理演算子で条件を組み合わせる: and, or, not

さらに複雑な条件を作りたい場合は、論理演算子(and, or, not)を使います。

  • and: 両方の条件が真の場合に真
  • or: どちらか一方の条件が真の場合に真
  • not: 条件の真偽を反転
is_raining = True
is_cold = False

if is_raining and is_cold:
    print("雨で寒いので、家で過ごしましょう")
elif is_raining or is_cold:
    print("雨か寒いので、気をつけましょう")
else:
    print("良い天気です!")


age = 25
is_student = False

if not is_student and age >= 20:
    print("あなたは学生ではなく、20歳以上です")

これらの論理演算子を組み合わせることで、多様な条件式を表現できます。

4. まとめ: 条件分岐をマスターしてPythonプログラミングをレベルアップ

本記事では、Pythonの条件分岐(if文, elif文, else文)と論理演算子について解説しました。これらを使いこなすことで、プログラムの表現力と柔軟性が格段に向上します。ぜひ、色々な条件式を試して、Pythonプログラミングスキルを磨いてください。

関連記事