開発者の秘密兵器!ブラウザのデベロッパーツールを使いこなしてWebサイト制作・分析をレベルアップ!

Webサイト制作の心強い味方! デベロッパーツールとは?

Webサイトを制作する上で、切っても切り離せない存在になりつつある「デベロッパーツール」。皆様は既にご存知でしょうか?

デベロッパーツールとは、Webブラウザに標準搭載されている、Webページの開発者向けツールのことです。HTMLやCSS、JavaScriptといったWebサイトを構成する要素を、リアルタイムに確認・編集・デバッグすることができます。

「なんだか難しそう…」

そう思った方もご安心ください。本記事では、デベロッパーツールの基本的な使い方から応用的な使い方まで、具体例を交えながら分かりやすく解説していきます。

デベロッパーツールの基本的な使い方

まずは、主要なブラウザであるGoogle Chrome, Mozilla Firefox, Microsoft Edgeでデベロッパーツールを開く方法をご紹介します。

  • Google Chrome:

    1. Chromeのメニューを開き、「その他のツール」 > 「デベロッパーツール」の順に選択
    2. ページ上で右クリックし、「検証」を選択
  • Mozilla Firefox:

    1. Firefoxのメニューを開き、「ウェブ開発」 > 「インスペクター」の順に選択
    2. ページ上で右クリックし、「要素を調査」を選択
  • Microsoft Edge:

    1. Edgeのメニューを開き、「その他のツール」 > 「デベロッパーツール」の順に選択
    2. ページ上で右クリックし、「検証」を選択

どのブラウザも操作方法はほぼ同じです。

Webサイト制作に必須!デベロッパーツールの活用術

デベロッパーツールには、Webサイト制作を効率化する様々な機能が備わっています。ここでは、特によく使う機能とその活用方法をご紹介します。

1. HTMLとCSSをリアルタイムで確認・編集!「要素の検証」

「要素の検証」機能では、Webページ上の特定の要素が、どのようなHTMLタグやCSSで構成されているのかを視覚的に確認することができます。

例えば、見出しの文字サイズや色を変更したい場合、「要素の検証」機能を使えば、該当するHTML要素とCSSの定義箇所をすぐに特定できます。変更内容もリアルタイムにブラウザに反映されるので、イメージ通りのデザインに仕上がっているかを確認しながら作業を進めることができます。

2. JavaScriptのエラーを突き止めろ!「コンソール」

JavaScriptでWebサイトに動きをつけるとき、「コンソール」は欠かせないツールです。

JavaScriptのコードに誤りがあると、Webサイトが正常に動作しなかったり、エラーメッセージが表示されることがあります。「コンソール」では、JavaScriptのエラー内容や発生箇所を確認することができるので、効率的にデバッグ作業を進めることができます。

また、「console.log()」という関数を使って、変数の中身を出力することも可能です。これにより、プログラムが想定通りに動作しているかを確認しながら開発を進めることができます。

3. Webサイト表示速度を改善!「パフォーマンス」

Webサイトの表示速度は、ユーザー体験を大きく左右する重要な要素です。表示速度が遅いと、ユーザーが離脱してしまう可能性も高くなってしまいます。

「パフォーマンス」機能では、Webページの読み込み時間や各リソースの読み込み状況を分析することができます。ボトルネックとなっている箇所を特定し、改善することで、Webサイトの表示速度を向上させることができます。

4. スマホ版サイトも確認!「レスポンシブデザインモード」

近年、スマートフォンやタブレット端末など、様々なデバイスでWebサイトを閲覧することが当たり前になってきました。そのため、どのデバイスで閲覧しても快適に操作できるよう、レスポンシブ対応を行うことが重要です。

「レスポンシブデザインモード」では、様々なデバイスサイズでWebサイトを表示させることができます。これにより、異なる画面サイズでもレイアウトが崩れず、快適に閲覧できるかを確認することができます。

まとめ

今回は、Webサイト制作に欠かせないデベロッパーツールの基本的な使い方をご紹介しました。

デベロッパーツールを使いこなすことで、Webサイト制作の効率化はもちろんのこと、より質の高いWebサイトを制作することが可能になります。ぜひ、本記事を参考に、デベロッパーツールを使いこなせるように練習してみてください。

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