【初心者必見!】CSS確認用のローカルサーバー構築でweb制作をもっと快適に!

なぜローカルサーバーが必要なの?

Webサイト制作において、CSSの確認は必須作業です。しかし、HTMLファイルとCSSファイルをローカル環境で直接開いただけでは、意図した通りにスタイルが反映されない場合があります。

これは、ブラウザのセキュリティ設定などが影響しているためです。例えば、ローカルファイルを読み込む際に、外部ファイルの読み込みを制限している場合などが考えられます。

そこで活躍するのがローカルサーバーです。ローカルサーバーを構築することで、ブラウザはあたかもWebサーバーにアクセスしているかのように振る舞い、CSSやJavaScriptを正しく読み込んでくれます。

ローカルサーバーを構築するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • ブラウザのセキュリティ設定に影響されずに、CSSやJavaScriptを正しく読み込めるため、意図した通りに表示を確認できる
  • ファイルの更新を自動的に検知してブラウザに反映してくれる機能があるため、作業効率が向上する
  • 外部公開する前に、実際の動作環境に近い状態でWebサイトを確認できるため、不具合を未然に防ぐことができる

ローカルサーバー構築の準備

今回は、初心者の方でも簡単に導入できる、Pythonを使ったローカルサーバー構築方法をご紹介します。Pythonは、Web開発からデータ分析まで幅広く利用されているプログラミング言語です。

Pythonのインストール

まずは、Pythonをインストールしましょう。Pythonの公式サイトから、お使いのOSに合ったインストーラーをダウンロードし、画面の指示に従ってインストールを進めてください。

ターミナル(コマンドプロンプト)の使い方

Pythonを使ったローカルサーバー構築には、ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプト)を使用します。ターミナルは、コマンドと呼ばれる命令文を入力してコンピュータを操作するためのツールです。

Windowsでは、「スタート」メニューから「コマンドプロンプト」と検索して起動できます。Macの場合は、「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにある「ターミナル」を起動してください。

Pythonでローカルサーバーを構築する

それでは、実際にPythonを使ってローカルサーバーを構築してみましょう。

  1. HTMLファイルとCSSファイルを配置するフォルダに移動する

    ターミナルを起動し、cd コマンドを使って、HTMLファイルとCSSファイルを配置したフォルダに移動します。例えば、「Desktop」フォルダに「my-project」というフォルダを作成し、その中にHTMLファイルとCSSファイルを配置した場合、以下のコマンドを入力します。

    cd Desktop/my-project
    
  2. ローカルサーバーを起動する

    以下のコマンドを入力して、ローカルサーバーを起動します。

    python3 -m http.server
    

    Windows環境の場合、python3 の部分が python となっている場合がありますので、適宜変更してください。

  3. ブラウザで確認する

    ターミナルに「Serving HTTP on :: port 8000」と表示されたら、ローカルサーバーが起動しています。ブラウザを起動し、アドレスバーに「http://localhost:8000/」と入力してアクセスしてみましょう。HTMLファイルとCSSファイルが正しく読み込まれていれば、作成したWebページが表示されます。

ローカルサーバーを活用してWeb制作を効率化しよう!

今回は、Pythonを使ったローカルサーバーの構築方法について解説しました。ローカルサーバーを構築することで、CSSの確認作業がよりスムーズに行えるようになり、Web制作の効率化に繋がります。ぜひ、この機会にローカルサーバーを導入し、快適なWeb制作環境を手に入れましょう!

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